“やりがい”は心が決めるもの
転職理由に挙げられる“やりがい”とは
「あなたにとって仕事のやりがいとは何?」と質問された時、何と答えますか?
- お客様や仲間から「ありがとう」と感謝されること
- 目の前に現れた難しい課題を解決すること
- 同僚に頼りにされ、忙しく動き続けること
- 高いお給料をもらうこと
など、“やりがい”というのは実はとても曖昧な言葉で、その解釈は人によって様々です。
転職理由として「今の仕事にはやりがいがなく、転職したい」「もっとやりがいのある仕事に就きたい」などのお話を多く聞きます。
もちろん、その感情は間違いではないのですが、例えば面接で「それではあなたにとってやりがいとは何ですか?」と聞かれた時、何と答えますか?
答えに窮する場合、自分にとってのやりがいが何なのか、もしかすると本当は解ってないのかもしれません。
そもそも、やりがいって何だろう…?
「やりがい」という言葉の意味を検索してみると、
「そのことをするだけの価値と、それにともなう気持ちの張り」 引用:goo国語辞典
との事。
- どんな時に喜びや価値を感じるか
- 仕事に熱中できた瞬間、嬉しかった瞬間はどんな時だったか、理由や源泉は何か
そう、やりがいとは周りから与えられるものではなく、また一律の定義があるわけでもなく、他でもない自分の心が決めるものなのです。
だからこそ、見えにくい・見逃しがちな感情であるとも言えます。
本当に“ない”のか、一度立ち止まって考えてみよう
「自分にとってのやりがいが明確でない」+「仕事へのやりがいを感じられない」の場合、原因は仕事でない可能性があります。
仕事に疲れていたり、仕事をルーチンワーク化してしまい見失っていたりなどで、もしかすると今の職場でも見方次第でやりがいを見出すことが出来るかもしれません。
今、やりがいが見つかっていないのであれば、他の場所に求めて転職…という形をとる前に、例えば『仕事中に自分のモチベーションが高い時、その理由を振り返り掘り下げる』など、試みてはいかがでしょうか?
きっと自身のやりがいを見つけられるヒントが散らばっているはずです。
目の前の仕事に前向き・能動的に取り組み、『今の仕事のやりがいは何だろう?』と考え、もう一度見つめなおしてみましょう。
しっかり向き合った後、“転職がベスト”といった結論を出される方もいらっしゃると思います。
しかし、一旦立ち止まった事は決して無駄にはなりません。
自分の心が決めた「やりがい」の定義があれば、それは転職理由・志望動機へとつながり、さらに転職活動をする上での明確な軸となり、役立ってくれるでしょう。