『非正規社員』のイメージについて

『非正規社員』と聞いてどんなイメージがありますか？

「不安定」「給与が安い」「賞与がない」「社会保険がない」「仕事が単調」「職場での立場が弱い」「使い捨て」

このようなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

メディア等で非正規社員の待遇の低さ等が問題視される事も多く、非常にネガティブなイメージをお持ちの方が多いのですが、一概に『非正規＝不安定』と考えてしまうのは可能性を狭くしてしまい、転職エージェントの目線で考えると「もったいない…！」という印象です。

そもそも、『契約社員』と『派遣社員』の違いについて、しっかり理解している方は意外と多くないのが実情です。

例えば、『正社員』と『契約社員』の違いは、待遇や社会保険、福利厚生の違いではなく雇用期間に定めがあるかないかの違いのみ。

正社員には雇用期間の定めがなく、契約社員は契約期間が定められています。

決められた、細かな違いはあるのだろうか

雇用期間以外には、社会保険や福利厚生、賞与の有無などは実は雇用形態によって異なるのではなく、企業によって全く違います。

実際に契約社員でも給与もよく賞与も支給される求人も多数ありますし、逆に正社員でも給与が低く賞与がないケースも多数あります。

なお、『契約社員』と『派遣社員』についても誤った認識をしている方が多め。

同じ非正規雇用の為ひとくくりにする方も多いのですが、『契約社員』は企業との就労先企業と直接雇用関係、『派遣社員』は派遣会社と雇用関係を結び就労先企業に派遣される形態なので、雇用関係が違うのです。

このように、知っているようで実はしっかり理解できていなかったり、「正社員が一番良い待遇！」という刷り込みからか、それ以外求人をチェックしない人が本当に多い。

でもそれは、すごくすごくもったいない！です。

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もちろん同条件で、正社員、非正社員どちらでも選べるのであれば、正社員をおすすめします。

しかし、例えば未経験の職種からキャリアチェンジを検討する場合、実務経験がほぼない状態での転職となるとどうしても転職先が限られてしまいます。

であれば、

• 契約社員としてまずは経験とスキルを身に着け、より良い条件の転職先を探す
• 派遣やアルバイトでまずは実務経験を積み専門スキルを身に着けて専門職にチャレンジする

このように時間をかけてスキルアップし、“実務経験”という強い武器を手にいれ、最終的により良い雇用条件で就職する方が、いきなり正社員を目指し『選べない中でとりあえず就職』するよりは、より良い結果につながるかと思います。

オモテナデシコを運営するPomto（株）では転職サポートサービスを行っておりますが、実際に転職支援をさせていただいた中で、販売職から契約社員として営業職に転職し、そこで様々なスキルを身に着けたうえで事務職や企画系職、クリエイティブ関連職へとステップアップされた方が多数いらっしゃいます。

長く働きたいから絶対に正社員で。
ーとお考えになるのではなく、

長く働きたいからこそ、まずは非正規で働く。
ーという選択肢も実は“ある”のです。