ユニバーサル・スタジオ・ジャパン復活の舞台裏
こんにちは、植田です。
次々と新しいアトラクションが生まれ、ド派手なCM、インパクトの強いイベント。
USJの好調ぶりが凄まじく、今回はそのお話をしたいと思います。
ハロウィンの時期、パーク内にゾンビが出現する「ホラーナイト」も、すっかり定着している。
入場チケットが高騰しているにも関わらず、観光客の数は過去最高(2015年度)。
昨年はディズニーシーをも上回る数字を叩き出し、外国人観光客の誘致にも大成功している。
しかし思い返してみると、約7〜8年前は(1日で全てのアトラクションが簡単に回れる)敷地面積・知名度の割には非常に寂しいテーマパークだった。
毎年赤字が続いていると、ニュース番組でも取り上げられていた。
そんな極地に追い込まれていたUSJを、(外部から来た)たった1人のマーケティング担当が復活させたということをご存知だろうか?
その方の名前は「森岡 毅」。
森岡氏の経歴を簡単にご紹介すると、関西の国立大学を卒業後、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン)に入社。
そしてP&G社で大活躍していた森岡氏をUSJがヘッドハンティング(2009年)し、2010年に同社への入社に至る。
そんな森岡氏が最初に着手したのは「コンセプトを変える」ということ。
「映画の専門店」から「世界最高のエンターテインメントを集めたセレクトショップ」に変えた。
実際これまでは映画のキャラクターがメインだったが、現在は漫画「ワンピース」やアニメ「妖怪ウォッチ」とコラボする等、様々なキャラクターが登場する。
その後、「ハリーポッターの世界」「世界一のクリスマスツリー」「バイオハザード・ザ・リアル」など次々と新しいアイデアを形にしていった。
これらの復活ストーリーを知ってからUSJに行ってみると、さらに楽しめるかもしれない。
最後に、私が森岡氏の言葉で好きなのは
「自分にとっての成功は何なのか。まずはそれを考え、今日やる仕事を決めていく」
▼▼ このコバナシを書いた人 ▼▼Ueda