人事の心に“響かない”話がある
面接前の下準備、していますか?
書類選考が無事通り、面接を控えている際、応募先の企業について色々と調べたりなど、様々な下準備を行うかと思います。(やっていない人は必ず取り組みましょう!)
その際、志望動機の伝え方や自己PRなどの面接シミュレーションをする人も多いのではないでしょうか?
あまり綿密にやりすぎると想定外の話になると反応できなくなる…なんて落とし穴がありますが、面接対策として必ずやっておきたいことのひとつ。
ちなみに近年では面接対策・ノウハウ本、またインターネット上にある面接に関するアドバイスなど、比較的手軽に確認する事ができます。
ーとはいえ得た話や知識、フレーズをそのまま使う、これは絶対にNG!
ダメ、その理由とは
情報をあつめることは、有益です。
ただ、インターネット上に載っている情報は、基本的に「多くの人が使える話」。
自分にも当てはまっている内容なら良いのでは…?と思ってしまいがちですが、ダメです。
なぜなら、誰にでもあてはまるような話というのは、模範解答でしかありません。
模範解答であるからこそ、多くの人が口にした事があり「人事の人間であれば何十回と聞いてきた話」、つまり聞き飽きた話なのです。
そのため、企業を褒めたたえた言葉でも、キレイにまとまった話でも、聞き飽きた内容である以上は人事の心には決して響きません。
むしろ下手をすれば、白々しい・薄っぺらいといった印象を与えてしまいます。
イチから考えるのが苦手な人はどうするべきか
面接に身構えるあまり、いつの間にか「いかにうまくやり過ごすか」のような考えにシフトしてしまいがちですが、面接はあくまで“ 私はこのような人間です ”とアピールする場。
そこであなたの話でもあるけれど、他の人の話でもあるのような、ぼやけたストーリーを語るのは本当にもったいない!
では、本やインターネット上の情報が全くに役に立たないかというと、そうではありません。
しっかり勉強になりますし、模範解答をベースに「こういった経験もアピールになるんだ、じゃあ私は××の話を伝えてみよう「この言いまわし、良い印象。取り入れてみよう!」など、参考するのに大いに役立ちます。
あなたの話をあなたなりにアレンジする、この作業こそが大事なポイントなのです。
この作業をしっかりと行うことで、『自分が会社に望む事は何か』『仕事に対してどのような考え方を持っている』かが明確になります。
しっかりと自分の考えを理解できれば、面接時に受ける様々な質問に対し、言葉が詰まる…なんてシーンも減るでしょう。
受けようとしている企業は、もし入社が決まれば、長い時間を過ごす場。
その場所を決定する面接であるからこそ、めんどくさがらず、じっくりと時間をかけて、自分自身の考えや経歴をまとめる時間を設け、『伝える』下準備にとりかかることをオススメします。