やりたい事がみつからない…という悩み
仕事とやりたい事の関係性
『自己実現。社会貢献。』
『同じ方向を向いてやるべきことをやっていれば幸せが手に入る!』
どこかで聞いた、決まり文句。
これは高度成長期が終わりを迎え、バブル崩壊後の失われた20年の間に浸透した考え方。
ですが、ただがむしゃらに…という働き方は、今の時代とはあわなくなってきています。
誰かが決めたことではなく、自分のやりたい事を見つけ、仕事にする。
これは本当に素敵な事です。
ですが、20代前半の方のキャリアカウンセリングをしていると、「やりたい事が見つからないんです。」というご相談をかなりの頻度で頂戴します。
今やっている仕事はやりたい事ではない。
でもやりたい事が何かはまだよくわからないし、まだ見つからない…
そんなお悩みです。
やりたい事の見つけ方、実は意外とシンプルです
やりたい事が…と悩む方の共通点は、圧倒的に“できること”が少ないということ。
であるならば、私たちはできる事を圧倒的に増やす事をオススメしています。
例えば会社から与えられる、やらなければいけない事を我武者羅にクリアしてみましょう。
根気のいる作業になりますが、積み重ねでできる事が増えてくれば、自然とやりたい事の方向性は見えてきます。
やりたい事を見つけたいと焦る人には、これが遠回りで時間の無駄遣いに見えるかもしれません。
ですが、「やりたい事」と意識して探している間は、見つかる可能性は限りなく低いのです。
やりたい事は探すものではなく、決めること。
決める為には、できるという自信や根拠が自然に伴うのものです。
まずは「やらなければいけない事」を我武者羅にクリアすること。
その中で、「できる事」を増やしていくこと。
それが、「やりたい事」への近道である。
それが『やりたい事が見つからない』気持ちに対して、一番の特効薬だと考えております。
出切る事が増えると、新たな発見がある
できる事が増えてくると、もっとこんなことが出来るようになりたい!という欲が出てきます。
今いる会社や仕事ではそれが実現できない。
それが明確になった時、「転職」という選択肢を選ぶことは自然な流れのように思います。
- もっとこんな事ができるようになりたい。
- もっとこんな経験が積みたい。
- もっとこんな環境に身を置きたい。
そんな想いが自分の言葉で、経験を踏まえて話せる状態であれば、キャリアプラン・転職活動はほぼ成功しているといっても過言ではありません。