ゆとり世代は失敗作か
こんにちは、藤井です。
以前ゆとり世代とシルバー世代が討論をしているTV番組を見たのだが、そこで気になる議論があった。
「仕事を教えたら、そのやり方をスマホのムービーで録画をしていた!
ゆとり世代は本当に考えられない行動をする!」
というシルバー世代からゆとり世代に対する怒り。
ゆとり世代側の意見としては
- 家に帰ってからも復習できるように、分かりやすく撮影をした
- 一回教えてもらい、それで覚えられればそれに越したことはない
これに対しシルバー世代は
- 話を真剣に聞いていないように感じる
- 仕事は仕事場で覚えるものだ
スマホ画面越しでは教えている動作から目を離してしまい、一部始終を見られないため教えている側に失礼ではないか!と怒るシルバー世代だが、メモを取ることは大いに賛成だという。
ここで私はモヤモヤする。メモを取るために目を離すのは失礼にあたらない。
目を離すことが失礼だと憤慨しているのなら、メモを取る動作と一体何が違うのか、と思う。
本当は、「そもそも仕事中に何の断りもなく、当然のようにスマホをいじるとは何事か」と言いたかったのではないかと推測する。
「ゆとり」という事が先走り、単なる毛嫌いで違和感があった本当の理由を見失ったいるように見えた。
ゆとりが如何に非常識な世代か、メディアも面白がって誇張して取り上げるが一旦落ち着いてほしい。
メディアで取り上げられた突拍子もないエピソードが強烈に印象に残り、特にその世代から上の世代は、ゆとり世代=異端者の集まりだと思っているのだろう。
「脱ゆとり教育」が宣言された今、「私たちは失敗作だったのか」と思わざるを得ない。
ゆとり批判は昔から繰り返される「最近の若いモンは…」の単なる派生形なのだろうと思うが、世間はそう見ていない。
だからこそ、大人になったゆとり世代はそろそろ自分たちで行動を起こすべきだと感じる。
「好きでゆとりになったわけじゃない」といつまで言っているのか。
口ばかりで否定しているところが「これだからゆとりは…」と言われる原因だと感じる。
▼▼ このコバナシを書いた人 ▼▼Fujii